超音波カッターの特徴と医療での用途
超音波カッターは刃物に超音波振動を与えて物を切れやすくするものです。
使用されている周波数は約17kHz、切れ幅は5から30μmとかなり細く細かく切断することができます。
また切断する際の抵抗が少なく、やわらかいものでも押しつぶさなくてもきれいに切ることができ、切れ味も優れていて、刃も長持ちさせることができます。
装置自体も卓上型で持ち運びしやすく、台に置くことができる形にできていています。
刃の取替え方も大変簡単にできて手入れがしやすくなっています。
そのために医療用として石膏も切れるので、接骨時につけたギプスの切断や手術時にメスとして患部の切開や切断に用いられています。
臓器や細かく複雑に絡んでいる血管などを傷つけることなく切ることができます。
カッターの刃の部分もペン型になっていて握りやすく、手術中も操作も足元のフットスイッチで簡単に入れることができるので扱うときも両手で使える便利な作りになっています。